こんにちは、たまるです。私は鍼灸師として東洋医学を学び、健康について考えてきました。
私の主人は子供のころから重度のアトピー性皮膚炎でした。現在はアトピーが改善し、肌が綺麗になりました。
『どうしてアトピーになったのか』『どうやってアトピーが改善されたのか』考察してみます。読んでくださっている人の参考になれたら嬉しいです。
- 白砂糖を摂ると体調がおかしい人
- アトピー性皮膚炎がなかなか治らない人
- 口から摂るものに気をつけている人
アトピー性皮膚炎の特徴やなりやすい人とは?
アトピー性皮膚炎とは『元々アレルギー体質の人や皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる、皮膚の炎症反応』です。
症状は「湿疹」「かゆみ」で、よくなったり悪くなったりを繰り返すため、かなり苦痛を伴う皮膚疾患になります。
アトピー性皮膚炎の特徴とは?
- おでこ、目や口や耳のまわり、首、わき、手足の関節の内側など皮膚の薄いところや汗がたまりやすいところに出やすい。
- 左右対称に出やすい
- アトピー性皮膚炎が発症すると、皮膚は赤くなり、液体が出るまでかきむしってしまうほどの痒みが出る。その状態が慢性化することで、皮膚が硬く黒ずんでしまう。皮膚の柔軟性がなくなる。
アトピー性皮膚炎になりやすい人とは
ご家族や遺伝で次のような疾患がある場合、アトピー性皮膚炎になりやすいとみられています。このような体質の方をアトピー素因と呼ばれています。
- アトピー性皮膚炎
- 喘息
- 花粉症
- アレルギー性鼻炎
- 食物アレルギー
なぜアレルギー反応を起こすのか?
人間の本来のバリア機能とは、身体の外から侵入してきた敵と戦って退治する免疫反応というものが元々備わっています。
例えば、風邪をひくと熱が出ます。その熱は敵(ウイルスや菌など)と戦っている証拠です。敵を退治すると熱は下がっていきますね。
しかしアトピー性皮膚炎では、この免疫反応が過剰に反応してしまいます。本来バリア機能として正常に働いているものまで攻撃してしまい、炎症が過剰に起こってしまうのです。
この過剰反応は、アレルギーを起こしやすい体質の方(アトピー素因)や、ストレスや疲労により免疫力が低下しアトピー性皮膚炎が悪化することになります。
アトピーが悪化する直接的素因
- ダニ、カビ、ほこり(ハウスダスト)などの皮膚への物理的刺激
- 化学物質(石鹸、化粧品、金属、消毒液など)
- 汗、皮膚の汚れ、紫外線など
アトピーを治すため砂糖断ちが効果あり!腸内環境改善しましょう
よくネットで書かれているのは、直接的原因までだと思います。しかし、それだけではないと私は思っています。
ダニやカビ・ストレス・疲労などアトピー因子であることは確かです。しかし免疫力があれば、アトピーの炎症は起こらないでしょう。
しかし、アトピー性皮膚炎で苦しんでいる人は、すでに努力をしています。でも痒みが発症してしまうのです。
では、薬に頼るしかないのでしょうか?
砂糖断ちはアトピーにとって効果があるのか?
私の主人は10年前に出逢った頃から、関節の内側、顔、首など汗のたまりやすいところは、長年かきむしって黒ずんでいました。
今ではアトピーはすっかり治っています。薬も全く飲んでいませんし、塗り薬も塗っていません。
私が結婚してからやっている取り組みは、
- 晩御飯に食物繊維が多い、トマトやキャベツなど野菜を積極的に出す。(腸内環境を整える)
- 布団を掃除機のヘッドを布団用に変えて、ダニを吸う。(ダニ除去)
- シーツをこまめに変える。(汗除去)
- お風呂に晩のうちに入らせて、汗や汚れとの接触を絶つ。(汗・汚れ除去)
- シャンプーやトリートメント、ボディソープを痒みが少なくなるものに変えてみる。
日常生活の改善の取り組みしかしていませんし、皆さんもやっていることだと思います。参考になればと思い、記事を書いています。↓
もう一つとても重要なことが、白砂糖をやめるということです。主人のアトピー性皮膚炎を完治させる、重要な方法だと思っています。
白砂糖はアトピーを悪化させるのか?舌診断から判断します。
皆さんは甘いものを食べた後、口が甘くもたついたり、苦く感じ、その後胃がもたれたりする方がいらっしゃるかと思います。
この時、舌をチェックしてみてください。
正常の舌はピンク~赤くらいなんです。しかし甘いものを摂った後、胃腸の調子が悪くなると、舌苔(ぜったい)といって、舌に苔が生えてしまうことがあります。
舌の上は真っ白になっていませんか?このとき、口臭が発生したり身体がだるくなります。
私は20代で気づいて、白砂糖や甘いジュース、甘いお菓子など極力摂らないようにしていました。すると、口の苦みや口臭を気にしなくなりました。
主人も口臭がありました。自覚症状は口の苦み・アトピーはありましたが、口臭は気づいていませんでした。
白砂糖をなるべく摂らないように、コーヒーはブラックで飲むようになり、料理もきび砂糖に変更して、白砂糖の摂取量を控えていきました。
すると、不思議なことにアトピー性皮膚炎の症状は少しずつ良くなっていったのです。
まさかの口臭予防のための白砂糖断ちが、アトピー性皮膚炎の症状改善に繋がったのです。
白砂糖は身体に悪いのか?
最近言われているのは『白砂糖は身体に悪いのか?』ということです。調べてみると、
- 白砂糖が白いのは漂白されているからだ
- 食べると骨や歯を溶かす
- 子供がキレやすくなる
など、どこからこの情報が出てきたのかはわかりませんが、悪いことがたくさん出てきます。しかし、白砂糖も黒砂糖も元はサトウキビです。
問題は【製品化するための工程で、黒糖→和三盆→三温糖→白砂糖となるときに様々な化学物質を使用されているのではないか】というところです。
白砂糖になるまでに濾過したり、遠心分離機などでいらない成分を取り除くときに化学物質を使用しているそうです。
ただ、漂白成分となる化学処理は見当たらないそうです。
では白砂糖は身体に悪いのか?
答えは、正直わかりません。製造工程で使用する化学物質が身体にどのような影響があるのか、私にはわからないからです。
言えるのは、私たちには白砂糖は身体に合わなかったという事です。
白砂糖を摂取していた頃、胃腸に負担がかかっていたため口臭が出たり、アトピー性皮膚炎を起こしていたということになります。
アトピーに良い砂糖はあるのか?アトピーで砂糖断ちしても使えるのか?
現在、我が家では黒糖・きび砂糖など茶色が残っている砂糖を使用しています。基本的に煮物など料理に少し使うくらいで、コーヒーや甘い飲み物も砂糖は控えています。
黒糖やきび砂糖を使用してからは、身体が重たくなったりアトピーの悪化は見られません。
しかしながら、お菓子や甘いジュースなどには大量に砂糖が使われていますので、注意が必要です。摂取は控えた方がいいと思います。
砂糖断ちはアトピー改善に効果があるのか?東洋医学から考察
東洋医学的に述べたいと思います。ご興味のある人だけ読んでみてください。
まず東洋医学的に、肺と大腸というのは五臓六腑で深い関わり合いがあります。そして『肺と大腸は呼吸作用と防衛反応をつかさどる』と言われています。
ここで言いたいのは、防衛作用は肺と大腸で行われていることです。防衛作用とは毛穴の開閉、発汗の調節、体温調節、皮膚防衛を示します。ここで肺と大腸と皮膚との関連性が出てきました。
次に、アトピー性皮膚炎は東洋医学で湿熱、慢性化すると血虚が加わると言われています。湿熱とは体内に湿邪という邪気、熱邪という邪気に侵されている状態をいいます。血虚は血が体内で足りないことを表します。
細かく話すと難しくなるので言いませんが、体内で悪いものが悪さをしているくらいで思っていてください。
先ほど話した舌の話に戻るのですが、舌に苔がある時東洋医学では、湿邪に侵されていることを示しています。ここで全てが繋がるのですが、
白砂糖を食べることで舌に苔ができる=湿邪が体内にある
→免疫力の低下
→皮膚の防衛反応低下
→アトピー性皮膚炎が発症と繋がることになるのです。
もちろん、必ずそうなるとは限りません。
もともと胃腸の強い方は、白砂糖と摂取しても舌苔ができることは少ないと思います。
しかし私の主人も胃腸が弱い方です。腸内環境が荒らされ口臭やアトピー性皮膚炎を発症したんだと思います。
我が家ではこの方向性を白砂糖摂取を減少させることで、アトピー性皮膚炎に繋がらないようにしたのです。
【まとめ】白砂糖断ちをすることでアトピーの改善への効果があると思います!
アトピー性皮膚炎について経験を交えてお話ししました。調べていると、白砂糖断ちによってアトピーを克服したという話を聞きます。
もちろん100%白砂糖を摂らないことは無理だと思います。お菓子はたまに食べますし、イベントの時はケーキだって食べます。
でも今は食べてもアトピーを発症しなくなりました。
今までたくさん摂っていた白砂糖の摂取量を減少したことで、腸内環境が良くなったんだと思います。
お子さんたちは、アトピーやアレルギーが多いです。この方法が必ずしも効果があるかはわかりませんが、一つの方法論として頭に入れておいて頂けると嬉しいです。
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